徐々に暖かい日が増え、春の到来を感じている今日この頃。
こんにちは、櫻井です。

今ぐらいの季節、
早朝の窓ガラスや、冷えたビールを注いだグラスに水滴がつく場面を見たことがあると思います。
ご存じとは思いますが改めて、この現象を結露といいます。

結露は、暖かい空気に含まれている水蒸気が冷やされて水滴として出てくる現象のことです。
特にこの冬から春に変わる１月～３月にかけて非常に多く発生します。

私たちが扱っている鋼材も結露の影響は非常に大きいです。
夜に冷えた空気が日光により暖められ、倉庫に保管されている冷えた鋼材と触れることで、
鋼材の表面や側面に水滴が発生してしまいます。

倉庫内では錆びないようにシートを被せて守っていますが、
厄介なことに少しでも隙間があれば、そこから入ってきて錆の原因となります。

ですので結露が発生した日は、
倉庫内の温度と外気温の差が無くなるまで倉庫を閉めることもあります。
そうなったときは大変で、出荷を予定していた荷物が出せない、
納入しようとしていた荷物が下せない問題がおきてしまいます。

最近は結露予報の精度が上がり、
結露を避けて事前に入出庫を調整できるようにはなりましたが、
やはり天気は人間の想像を超えることもあり、今後も頭を悩ませる問題ではあります。

２月の季節を表す四文字熟語で三寒四温という言葉がありますが、
三寒と四温の間で櫻井は今日もまた結露に悩みながら仕事をしているのだなと思っていただければ幸いです。